こんにちは、ゆいです。
今日はちょっといつもと違うブログになります。
木曜日は過去の話をしていることが多いんですけど、今週は火曜日に「君たちはどう生きるか」を見てきて。
友達とかと話してて、なんかここに残したほうがよくね?と思ったので。
映画を踏まえて、ゆいがどう生きていくのか、をこの場に残そうかなと思います。
ちなみに、若干のネタバレを含むと思います。
大事なところはできるだけ書かないようにしますが。
見てなくてこれから見に行く予定の方は、ぜひブラウザバックを。
見に行った後に、ゆいなりの感想として見ていただけると。
物語の舞台は戦時中の日本。主人公は、一段ときれいな服を着て、家にはお手伝いさんがいるいいところのお坊ちゃん。
火事で母を亡くして1年。母の妹と再婚する父、継母のお腹に宿る命。
なんかお父さんのその行動に違和感を覚えつつ、複雑そうな顔をする主人公に共感しながら始まった物語。
田舎のお屋敷に住むようになり、新しい学校に通うようになった主人公。
日本特有の「集団心理」というか「排除したがる習性」と言いますか。
東京から田舎に来た、いいところのお坊ちゃん、彼の親は戦争に行くことはない。(戦機をつくる工場の工場長)
そういう、嫉妬なのか、僻みなのか、自分たちの文化を守るためなのか。
何にしろ、自然と漂う「異端児」を見る目と雰囲気、そして、当たり前かのように行われるいじめ。
異世界に飛び込む前の主人公から感じたのは、「自分を強く見せよう」と装う姿。
家族にも自分を素直に表現できない、自分の違和感も不安も話せない、そんな男の子。
母親が死んだことによる不安を隠すように、学校でうまくいかないことを隠すように。
ちょっとずつ自分にも周りにも嘘をついて生きていた、そんなゆいにすごく重なる男の子でした。
そんな男の子に近づく、一羽のアオサギ。
屋根の中に入ってこない、家の人とも関わらないけど、なぜか主人公に寄ってくる存在。
きっと、彼の「強く見せよう」とする嘘に寄ってきたのかな。
いつしかアオサギは話すようになり、最終的には中におじさんがいました、、笑
そんな彼は、継母である夏子さんを助けるため、ある異世界にそのアオサギと向かうことになります。
さて、ここからの詳細な内容は隠します。なんかダラダラ書いちゃいそうなので。笑
ネタバレというか、あらすじになりそうです、要約がすごく苦手分野なので、、、
というわけで。
ここからは、ゆいなりに何を感じてどう生きようと思ったかだけを残します。
「戦争」がいい例だと思うのですが、この世の中はちょっとしたことがきっかけで崩れてしまう、脆いものであって。
日本も、第二次世界大戦で多くの人を失いました。
今も、ロシアとウクライナは戦争を続け、国民を失い、建物を壊し続けています。
「武力」という力で統制しようとして、保たれていた均衡が崩れていく。
同じように、人間もちょっとしたことで自分を見失ってしまう生き物なんだと思います。
嫉妬で誰かを傷つけたり、善意を悪意と捉えてしまったり、過去の原体験がトラウマになっていたり。
いろんな感情の中での人生を生きていく中で、自分を見失っていくことがある。
嫉妬してそのひとのネガキャンをネット上でする、とかも一つですよね。
あと、なにか想いがあって行動し始めたはずなのに、いつの間にかお金を稼ぐことに目が向いて搾取まがいのことをしてみたり。
自分がやっててうまくいかなかったのを誰かのせいにして、逃げ続けたり。
でも、そんないろんな感情であふれた人生という旅の中で、何の感情にもまみれていないものに出会える瞬間がある。
それが、ゆいでいうところの「自分にしか出せない彩」であり、この作品でいうところの「汚れていない石」だったのかなって。
それは、誰かの旅の中で見つけられたものでは意味がなくて。
だって、自分にしか見つけられないものだし、誰かの人生の中で見つけられるものはあなたのものではないから。
そして、誰かのその彩はほかの人間が汚すこともできない。
ただ、自分なりに見つけた彩で自分の人生を彩っていくしかないんだろうな、と思いました。
「君たちはどう生きるか」
この問いに対する答えは、映画を見てもそんなに大きくは変わらなくて。
ゆいはやっぱり、今の自分が目指す生き方で生きたい、と思いました。
過去の経験も、自分の家庭環境も、友達も、全部全部踏まえて自分にしか出せない彩があるから。
それをゆいも、そして、この世に生きている全員がもっているはずだから。
その彩を一緒に見つけられる人でありたいし、その彩で人生を彩れる人を増やしたい。
ずっと強がっていた主人公が、母親が亡くなった現実を受け入れられず、自分で自分を傷つけることで強く見せていた主人公が。
過去と弱さを受け入れて、自分で自分の人生を切り拓こうとしたように。
ゆいもそんな風に自分の人生を切り拓いていきたいし、そんな人を増やしたい。
ただ、ゆいはまだまだ弱くて、受け入れられていない過去が存在する。
主人公は自分でつけた傷を「悪意の証」といっていました。
ゆいは自分につけてきた無数の傷をそう表現することはまだできない。
だからこそ、たぶんゆいの彩が最大限に輝いていることはなくて。
でも、着実に自分の過去を受け入れられるようになってきていると思います。
それは、間違ってなかったよと言ってくれる周りの仲間たちがいてくれるから。
元気になってて安心した、といってくれる優しく守ってくれた人たちがいるから。
何度も自分を傷つけ、何度も自分を強く見せてきました。
まだゆいは、強く見せようと猫を被っている瞬間がある気がします。
だって、弱い自分を見せるのはいやだし、弱いと思われるのも怖いから。
でも、ゆいがゆいの彩で人生を彩るためには。
そんな自分を受け入れて、自分にしか出せない彩を、悪意にまみれていない石を見つけていきたい。
あと個人的に、ママがジブリ好きでよく映画を見ていたんですけど。
なんか見たことのある描写がいくつかあって「あぁジブリだ」と思いながら見てました。
伏線じゃないけど、なんかすごくうれしい気分になってました。
ゆいもいつか、自分のいろんな経験をまとめて一つの作品にできたらいいなぁ。
今日もありがとうございました。
明日も今日よりも素敵な一日でありますように。
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